インクルーシブ・プレイグラウンドの考え方 インクルーシブ・プレイグラウンドの考え方

インクルーシブ・
プレイグラウンドに必要な要素

インクルーシブ・プレイグラウンドでいちばん大切なことは、
そこを訪れるすべての子どもが同じように楽しく遊べることです。
みんなが一緒に楽しむためには、従来のユニバーサルデザインの視点だけでなく、いくつかの工夫が必要です。

誰でも同じ遊びを楽しめる

すべての子どもが同じように遊べること。同じ楽しさを味わえること。それはインクルーシブ・プライグラウンドの根幹とも言える要素です。

感覚を使って楽しめる

これまでの遊具は揺れる、回る、滑るなどのスリル感が楽しさの中心でした。さらに、触れる、聴くなど五感刺激の楽しさも加え、遊びの世界を拡げます。
※ここでの感覚とは以下の両方を含みます。
(スリリングな刺激:回転、揺れ、滑る
五感などの感覚刺激:音、触覚、色など)

自分にあった遊びを
楽しめる

遊び(遊具)の種類だけでなく、体勢や難易度を選べるよう工夫することで、より多くの子どもたちが自分らしく楽しめるようになります。

落ち着ける
場所がある

気持ちの高ぶりで心がパニックになる子にとって、心の落ち着きを取り戻す空間(クールダウンスポット)が有効です。

つながりを
楽しめる

一緒に遊ぶことで楽しさが増幅し、楽しさを共有できるような工夫を取り入れます。

インクルーシブ・
プレイグラウンドを計画する

インクルーシブ・プレイグラウンドは遊具だけでなく、
ユニバーサルデザインのベンチや日陰になる休憩施設なども一緒に計画することでさらに快適な空間となります。
公園の規模によっては駐車場からのアクセスのしやすさや、園路やトイレのバリアフリー整備などにも配慮が必要です。