遊びの記憶は、水とともに始まる。


手で水をすくい、しぶきを浴びて笑う。

水とたわむれる体験は、誰にとっても幼いころの記憶に刻まれる「遊びの原風景」です。

近年、都市公園では、涼やかな空間づくりや暑熱対策が求められています。

そうした背景の中で「アルケー」は誕生しました。





地形そのものを遊びに変えるランドスケープ遊具に、
水の要素を組み合わせるという新しい発想から生まれた、
これまでにない遊具モジュールです。

水遊びだけで完結する遊具ではなく、地面の起伏や形状を生かした遊びの中に"水の体験"を取り入れることで、
季節ごとに異なる表情を見せる、より豊かな遊びの風景を描き出します。


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季節で変化する、新しい遊具のかたち

アルケーは夏季には水を使ったアクティビティを楽しめ、それ以外の季節ではアタッチメントを取り外すことで、
ランドスケープ遊具として通年利用できることが大きな特徴です。
遊具として遊ぶ機能だけでなく、都市公園における「水辺の体験」「涼みの場」「交流の場」をつくり出す役割も担います。
アルケーは季節ごとに姿を変え、一年を通して公園のにぎわいを支えます。







プロトタイプ実証から見えた手応え

2025年夏、アルケーのプロトタイプを東京都・練馬城址公園、埼玉県・大宮警察署跡地に設置し、
1か月近くにわたり実証実験を行い、来園者へのアンケートでは以下のような結果が得られました。



満足度

満足度グラフ

79.2%が「満足」、90.9%が「普通以上」

リピート意向

リピート意向グラフ

91.0%が「また利用したい」と回答


人気のアイテム

横棒グラフ

水が勢いよく出る仕掛けが子どもたちに大好評だった



さらに現地では見守る親御さんからこんな声も寄せられました。

「設置されてからほぼ毎日来ています」
「これができてくれてこの夏は本当に助かりました」
「年の離れたきょうだいでも一緒に遊べるのがいいですね」
「来年もぜひ欲しいです」

アンケートの数字だけでは表せない"待ち望まれていた遊び場"であることが実感できる結果となりました。


また、実証実験から見えてきた課題もあります。

・遊具の滑りやすさ
・日陰不足による熱中症への懸念
・着替え場所の不足 など

これらの改善点を反映し、床材の改良や水量の調整、日除けオプションの開発などを進めています。




アクティビティ紹介

アルケーには子どもたちを惹きつけるたくさんの仕掛けがあります。



公園に広がる、新しい水辺の風景

アルケーは単なる遊具ではありません。
いつもの遊びに水が加わることで、子どもたちは夢中になって遊び、親子が自然に集まり、そこには交流が生まれます。
公園の中に、四季折々の姿を見せる「遊びの場」をつくり出します。
さらに、都市の暑熱対策としての役割、人が自然に集まる場の創出、そして子どもの原体験の回復。

アルケーが描くのは、これからの公園の姿です。



※本記事に掲載している内容はプロトタイプによる実証時のものです。製品の仕様・デザインは今後変更となる場合があります。 アルケーは2026年5月頃のリリースを予定しています。






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