安全な遊び場と遊具

遊具の安全に関する規準 JPFA-SP-S:2014

遊具の安全に関する規準(JPFA-SP-S:2014)は国土交通省「都市公園における遊具の安全確保に関する指針(改訂第2版)」の内容に沿って、子どもにとっての「遊びの価値」を尊重しつつ、重大事故を予防するという観点で作成されました。都市公園の遊具をはじめ、保育所、幼稚園、小学校、児童館、その他の公共の遊び場や広場の遊具が対象となっています。

遊具安全利用表示

(一社)日本公園施設業協会の「遊具の安全に関する規準(JPFA-SP-S:2014)」に準拠した表示を具体化しています。対象年齢ステッカー(国土交通省のガイドラインに従い3つの年齢層に大別)や、個別注意シール(個別の遊具の注意行動を表示したシール)を貼付しています。

JPFA 遊具種類別注意シール

JPFA 遊具種類別注意シール

JPFA 対象年齢ステッカー

JPFA 対象年齢ステッカー

JPFA 遊び場安全サイン

JPFA 遊び場安全サイン

安全規準の一例
子どもの体型は胴体よりも頭部の方が大きいため、胴体は通っても頭部が抜けないという危険な状態に陥ってしまいます。そのため遊具では「胴体が入らない」または「胴体が入ったら頭部も容易に抜ける」寸法での設計を行う必要があります。

頭部も胴体も入らない構造

頭部も胴体も入らない構造
(通り抜けさせない開口部)

  • 硬質な部材で構成されている部分には「JPFA検査器具」の100×157mm部が入らないようにする。
  • 通り抜けを防止するための柵などの隙間は100mm未満とする。

頭部も胴体も通り抜ける構造

頭部も胴体も通り抜ける構造
(通り抜けさせる開口部)

  • 柔軟、硬質な部材にかかわらず、開口部は「JPFA検査器具」の直径230mm部が通り抜けなければならない。
  • 直径230mmが通り抜ける開口部を設ける場合は、その下に障害物などを設けてはならない。

頭部も胴体も通り抜ける構造

指の挟み込み防止
 

  • 指を入れた場合、抜けなくなるような8〜25mmの隙間や穴を設けてはならない。
  • ヒンジなどの可変開口部は指先を潰したり切断したりする危険性がないよう最小隙間寸法を25mmより大きくする。
安全領域(セーフティエリア)の確保

安全領域は、子どもが遊具から落下したり飛び出したりした場合に到達すると想定される範囲で、遊具を安全に利用するために必要な空間をいいます。安全領域内には遊具本体を除き、重大事故に結びつく要因となるような障害物や異物、硬い設置面などがあってはいけません。さらに、安全領域は個別の遊具ごとに外形線からあらゆる方向に設けることが、規準により定められています。

主な遊具の安全領域
落下高さ≦600mm → 遊具外形から全方向に安全領域1500mm以上
落下高さ>600mm → 遊具外形から全方向に安全領域1800mm以上
※幼児用遊具が保護者の監視がある「年齢制限エリア」に設置される場合は、安全領域の最小値は1200mm、1500mmとなる。
安全領域1
安全領域2

安全領域の重複条件
複数の遊具を配置する場合、安全領域の確保が困難となる場合があります。その場合、各種遊具の安全領域と重複条件により、安全領域の重複が認められています。実際には利用動線なども考慮し、安全な遊具の配置を計画します。

遊具の安全領域について(電子カタログへ)

設置面の衝撃吸収性能

落下による事故を未然に防ぐため、遊具の周囲は落下高さに見合った衝撃吸収性能を有する素材を選定し敷設することが望ましいです。安全領域内の設置面を構成する素材は土、芝生、砂、ウッドチップなどの自然素材を用いたものと、セーフティマットなどの各種合成材料があり、維持管理の難易や耐久性、衛生面に配慮して選定し適切にメンテナンスする必要があります。

衝撃測定

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