インクルーシブな公園の遊具整備では、ハンディキャップのある子どもたちも楽しめるように、感覚遊びやスロープなどの製品を開発し、多くの子どもたちが利用できる公園環境づくりに取り組んできました。
しかし、ハンディキャップのある子どもたちだけに特化した場所が「インクルーシブな公園」ではありません。例えば、年齢が上がるごとに小学生は公園離れの傾向にあり、小学6年生になると約7割の子どもが公園で遊ばないというデータがあります(注)。よりインクルーシブな公園を目指すため、私たちはこの現状に意識を向ける必要があると考えました。
(注)平塚 寛之,引原 有輝 . 街区公園の現状分析ならびに子どもの利用状況と興味関心 . 2015 , p.9 ,
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hatsuhatsu/2015/67/2015_1/_pdf/-char/ja(参考 2023-7-21 閲覧)